高額教材やプリスクールは無理だけど、子どもをバイリンガルに育てたいな。
実際に子どもをバイリンガルに育てた「3ナイ主婦のタエさん」が参考になるよ!
3ナイ主婦のタエさんは英語育児をしている方にとって有名な存在です。
3ナイとは、「お金なし」「学歴なし」「海外経験なし」の3つがナイ状態のことだそうです。
タエさんは3歳前からおうちで徹底した英語環境を作り上げ、息子さんは小学校4年生で英検準1級、小学校6年生で英検1級に合格。
小学6年生で英検1級ってやっぱりすごいんだね。
英検1級は、大学上級程度のレベルで、二次試験では2分間のスピーチと、その内容への質問がされるよ。
英語だけでなく日本語力も必要だから、母国語を大切にしていたタエさんの姿勢がきちんと子どもの学力に繋がっているんだね。
そんなすごい子どもに一体どうやって育てたの?うちにもできるのかな?
そういった方に、タエさんの英語育児のポイントをまとめてみました。
ネイティブの子どもと同じ環境を作る
タエさんは日本語のように英語を習得させたかったので、とにかく英語の量が必要と考えます。
そして、以下を家庭で実践されます。
1.読み聞かせ…子どもが好きそうな英語の本をAmazonで購入。
2.語りかけ…親子の会話は全て英語
3.テレビ…英語の教育番組やアニメを見せる
4.かけ流し…英語のテレビ番組やアニメを録音し、BGMとして流し続ける。
5.フラッシュカード…単語や数字、絵が描かれたカード100枚程度を続けて英語で読む。
家庭や外で母親と会話する時は、全て英語の環境を作る徹底ぶりです。
詳しく見ていきましょう。
読み聞かせ
1ページに1行しか文字がない、英語の意味が分からなくても絵を見ながら内容を想像できるものからスタート。
読み聞かせのポイントは以下の通りです。
1.絵本は絵本として楽しむ…母の声で読み聞かせしながら、子どものペースで絵本の世界を楽しむ。
2.読む本を選ぶ決定権は子どもにある…読ませたい本を取りやすい所に置くなど誘導はするが、決定権はあくまで子どもにある。
3.楽しそうに読んであげる…発音の間違い・悪さは気にせず、親が読んであげる。ネットで興味のありそうな本を買う。
「子ども主体」を大切にして、読み聞かせを楽しい時間にするよう工夫されていたのが伝わってきます。
朗読CDやタッチペンで読み聞かせした方が楽って感じちゃう。
タエさんは「たまにならCDを掛けてそれに合わせてページをめくるやり方も良いが、メインだと寂しい気がする」らしいよ。
あくまで子どもが安心する母親の声を聴きながら、子どものペースで絵本を楽しむことを心掛けていたそう。
語りかけ
英語が苦手な親からすると、語りかけはハードルが高いと思います。
タエさんの語りかけのポイントは、以下の通りです。
1.話してほしければ、まずは自分から話す。…発音を気にせず、恥ずかしがらず、子どもと話すのは英語。
2.アメリカ人の母になりきる。…聞こえる通りに発音する。感情を込めて、表情にも出す。
3.ルー語は使わない。…日本語と英語を混ぜて話さない。
4.日本語に訳さない。…英語の意味を知りたい時は、雰囲気を伝える。
5.英語が話せてスゴイと言わない。…英語が特別なものだと思わせない。
英語で子どもに会話するのって苦手だなぁ。
タエさんのように外でも徹底できるとすごいよね。
家の中からスタートしてみれば、始めは恥ずかしさがあるけど慣れていくよ!
もう少し詳しく説明すると、以下の通り。
1では、子どもと2人の時は英語だけど、英語が分からない人が一人でもいる場合は日本語で話していたそうです。友人と遊ぶ時は、もちろん日本語だったそうです。生活の中でタエさんは2割英語だったと言うが、夫は8割に感じていたそうなので、けっこう頑張って英語の話しかけをしていたのではないでしょうか。
2は、私も意識していました。タエさんは英語の語りかけフレーズを書いたメモを家中に貼ったが、1週間で用なしになり、1か月位で形になっていったそうです。
3は、小さな子どもは日本語も英語もまだ確立されていない状態なので、日本語と英語を混ぜると、子どもは余計に混乱してしまうからです。
4は、少し難しいかもしれません。例えば「It works!」が分からない場合、「これは日本語でできたって意味よ」と教えるのではなく、「何か喜んでるんじゃない?」という風に雰囲気を伝えます。さらに、親の語りかけ英語が分からない時「こう聞いたのよ」と日本語で教えるのではなく、「これ好きかなぁと思って」という雰囲気と一緒に意味を伝えるようにしていたそうです。
5では、あくまでも日本語と同じように勉強ではない言語として英語を身につけてほしい思いからだそうです。
テレビ
タエさんが英語育児で一番効果があったと思っているのはテレビだそうです。
英語だけのテレビに抵抗を感じないようにするためのポイントは次の通りです。
1.英語育児を始める前に、なるべく日本語のアニメを見せない。
2.英語でDVDや絵本が販売されているキャラクターに親しませる。
アンパンマンや日本のアニメのキャラクターを知る前の幼児期だからこそできることだね。
娯楽を英語で楽しんでほしかったから、親が環境を作れる小さいうちから仕向けることは重要だね。
テレビを実際に見せるときに気を付けるポイントは次の通りです。
1.録画した物は、日本語のCMや宣伝はカットして再生する。
2.英語のアニメを、観ている時に日本語で話しかけない。
3.日本語の字幕は出さない。
かけ流し
高額教材が買えなかったタエさんは、英語のテレビ番組の音声を録音して流していたそうです。
かけ流しの時に重要視したのは、「聞かせないように聞かせる」こと。
ポイントは次の通りです。
1.遊びの邪魔になってはいけない。…手が止まらない程度に音量にする。
2.親子の会話の邪魔になってはいけない。
3.聞こえていればOK!
1日2~3時間はかけ流ししてたって聞いたけど、そんなにできるかな?
共働きフルタイムでも①朝起きてから家を出るまで1時間、②夕食から寝るまでの間、お風呂の時間も利用して1時間の2時間はできるかな。
あとは、保育園の送迎時に、車か自転車ならかけ流しする等、隙間時間を有効活用だね。
かけ流し音源の変移は以下の通りです。
3~4歳…会話中心。英語のテレビ番組家アニメなど。
5歳代…アニメ、児童書の朗読、実写映画の録音
かけ流しって何歳まですれば良いのかな?
インプットの量が足りているのか、どうやって確認するのかな?
タエさんの場合は小学校2年生で終了したそう。
かけ流しの量が足りているかは、以下で確認してね。
①「名詞の複数形」…I like dogs.
②「動詞に三単現のsが付く」…She likes cats.
③「母音から始まる単語の不定冠詞がanになっている」…This is an apple.
フラッシュカード
フラッシュカードの仕方は以下の通りです。
1.カードの文字を手で隠さないように持つ(50~150枚)
2.右手の親指と人差し指には指サックを付ける
3.子どもに見せているカードの単語を読みながら、一番後ろにあるカードを観ているカードにパッパッとかぶせていく。
4.毎日1回2分、100枚程度をする。
ポイントは、「子どもが少々見ていなくても気にしない」、「絶対に怒らない」です。
単語の詰め込みで多少の不自然さを感じて躊躇していたそうですが、どう頑張っても英単語に触れる量が足りないと思い「足りない分をカードで補う」という気持ちで始めたそうです。
カードの効果は劇的で、必要最低限の物の名前を短期間で身につけることができたそう。
タエさんがフラッシュカードをしたのは、「覚えさせる」のが目的ではなく、何回も出合ううちに日本語の単語のようにいつのまにか知っている状態にしたかったからだそうです。
まとめ
今回は、3ナイ主婦タエさんのお金を掛けずにバイリンガルにする方法をまとめました。
今回は、タエさんの著書に基づいてポイントをまとめたよ。
ゆうゆう自身の感想もまとめているので、参考にしてみてね。
気になる方は、ぜひ本書を読んでみてくださいね。
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